開催日:2006年10月21日(土)および2007年
2月10日(土)
主催: 環境省 釧路自然環境事務所
企画・案内:(株)さっぽろ自然調査館
2004-2005年度の行事を紹介する記事
現在、釧路湿原周辺では、失われてしまった自然を取り戻す「自然再生」の取り組みが始まっています。その一環として、湿原東部にある達古武沼周辺では、湿原を取り巻く森林を増やそうと試みています。
今回開かれる調査体験会では、一昨年・昨年に引き続き、達古武の森を歩いて、動植物の調査を行ないます。木々の育ち方や動物たちのくらしぶりを知り、森林再生のための苗づくりなどの作業に参加して、「再生」について考えてみませんか
●釧路周辺にもともとある木は? どうやって育てるの?
●タネはどうやって、どこまで運ばれるの?
●エゾシカは、冬はどんなものを食べてくらしているの?
森づくりのために広葉樹のタネを集めて苗を育てます。また、動物によるタネの運ばれ方について、さまざまな実験を行ないます。
この地域は越冬するエゾシカが多いため、樹木の食べられ方について調べます。また冬も水が湧き出している場所の生き物を調べます。
●対象者:子ども〜大人(小学生以下は保護者同伴のこと)
●参加定員:各20名
●募集期間:随時(定員になり次第締め切り)
●参加費:300円(保険代)
●実施場所:釧路町達古武
●集合場所:達古武オートキャンプ場駐車場
※基本的に現地集合です(十分なスペースの駐車場があります)。釧路市街などからの送迎が必要となる方はご相談下さい。
●申し込み方法:名前・住所・電話番号・FAX・電子メール・参加したい回を書いて、ファクスかメールでお申し込み下さい。
●申し込み先:@メール takkob-info★cho.co.jp(★を@に換えて下さい)
Aファクス 環境省釧路自然環境事務所(担当.澤栗) FAX 0154-32-7575
さっぽろ自然調査館(担当.渡辺) FAX 011-892-5318
※申し込まれた方には、前回の紹介資料や今回の説明資料を開催一週間前までにお送りします。
●案内チラシ(申し込み用紙付き):オモテの画像(jpeg, 560kB) ウラの画像(jpeg, 580kB)
※今回の舞台、達古武地域について
達古武地域は、釧路湿原の東部に位置する達古武沼を中心とする地域です。環境省では、この地域を自然再生のモデルケースとして、さまざまな調査・取り組みを2002年度から開始しています。
今回体験会を行なうのは、達古武沼北部に環境省が所有するカラマツ人工林です。ここでは、人工林を地域本来の広葉樹の自然林に戻していくための調査・実験を行なっています。2004年度から市民が実体験できる調査会を開催しています。
9月「野ネズミの数を比べる」 |
10月「木の実と木の子ども調査」 |
広葉樹林とカラマツ人工林で、野ネズミ類の種類や数に違いがあるか調べました。いけどりワナでネズミを実際に捕まえて、ネズミの種類によってすむ環境が違い、それぞれ適した体つきをしていることを観察しました。 ⇒ 違いがあった! | 広葉樹のタネがどれくらい遠くまで飛んでいるか、シードトラップという道具で調べました。また、ササの中に子どもの木が育っているかを調べました ⇒ どんぐりはあまり飛ばず! |
9月「母樹林の保護と昆虫調査」 |
10月「木の実カウントと苗づくり」 |
母樹林にどのような種類の木があるか調査し、樹皮が食べられている木に、シカよけの保護用のアミをまきました。また、人工林と自然林で、歩行性昆虫の種類を比較する調査をしました ⇒ アオダモも安心! | 広葉樹のタネがどれくらい落ちているかを調べて、昨年と比較しました。また、落ちているタネを集めて苗づくりをしました。 ⇒ どんぐり大不作! |